あの日あの場所へ。
2年ちょっと前。
私は家族と買い物中に、
眩暈、動悸におそわれ救急車で病院に運ばれた。
意識が遠のく時、私は隣にいたパパに強く抱きついた。
『このまま死ぬのは絶対いや!』
『やり残したことが沢山あるのに!』
『絶対死にたくない!!』
『子供たちを、そしてパパに何もしてあげてないから・・・もっと大事にしてあげたかった。』
私このまま死ぬんだろうな。
と思ったあの日。
あれから2年の月日が流れ、あの場所へ行ってみた。
もう二度と来るものか!と思った最悪の場所。
でも今は、あの日あの場所で私に気付かせてくれた出来事に感謝すら覚える。
人はいつ死ぬか分からない。
あの晩から、私はしばらくパパに言っていなかった『愛している』を告げる。
毎晩、眠るのが怖かった。
朝起きて自分が死んでいるのではないかと思うと、眠れなかったのだ。
つづく。
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