あの日あの場所へ。

*Ayu*

2015年07月02日 23:33

2年ちょっと前。
私は家族と買い物中に、
眩暈、動悸におそわれ救急車で病院に運ばれた。


意識が遠のく時、私は隣にいたパパに強く抱きついた。
『このまま死ぬのは絶対いや!』
『やり残したことが沢山あるのに!』
『絶対死にたくない!!』
『子供たちを、そしてパパに何もしてあげてないから・・・もっと大事にしてあげたかった。』


私このまま死ぬんだろうな。

と思ったあの日。



あれから2年の月日が流れ、あの場所へ行ってみた。

もう二度と来るものか!と思った最悪の場所。


でも今は、あの日あの場所で私に気付かせてくれた出来事に感謝すら覚える。


人はいつ死ぬか分からない。

あの晩から、私はしばらくパパに言っていなかった『愛している』を告げる。

毎晩、眠るのが怖かった。

朝起きて自分が死んでいるのではないかと思うと、眠れなかったのだ。


つづく。



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